ご主人様は土壁を活かした和風の木の住まい、対して奥様はシャビーシックなオシャレで洋風なしっくいの住まい。

相対する希望を持った建築主様は10年程悩みなかなか新居を実現できずにいたそうです。

とても難しい解答が求められましたが、最終的には構造をしっかりとした土壁づくりとし

デザインは奥様の要望に近いものとなりました。

しかし不思議なもので何度も見ているうちに日本の伝統的な民家にも見えてきます。

内なるものが滲み出てくるのでしょう。

クラフトマンシップを感じる民家を目指して作られた住居ですが自然の素材を使う事、

土壁構造とする事、できる限り手作りのもので構成する事をテーマに建築主と

取り組むことができ幸せな家づくりの時間が過ごせました。