土壁ができるまで
今回は土壁ができるまでを皆様にご紹介したいと思います。
まず土壁の芯にあたる骨のような役割を「竹木舞」と呼びます。
これは竹を割ったものを縦横に配置し麻ひもで結んで格子状の骨組みとしたものです。
まずは柱と柱の間に竹を立てていきます。
組みあがりです。細かい作業ですが左官屋さんはものすごいスピードで組んでいきます。
次に土を用意します。
愛知県ですと豊田市が主要な産地です。これはただの土ではありません。発酵している土です。
発酵させることで強度が増します。
いよいよ壁に土を塗っていきます。大変な重労働です。
1回目に塗った土壁を「荒壁」
2回目に塗ったものを「大直し」
3回目と4回目を「中塗り」
そして最後に仕上げと気の遠くなるような工程を経て土壁となっていきます。